ノーベル医学・生理学賞 大隅教授の、若い世代へ

細胞の「オートファジー(自食)」の研究で
2016年ノーベル医学・生理学賞を受賞された
東京工業大学 大隅良典教授のインタビューを視聴しました。

私たちが、心に留めておきたいなと思った2点について、
記しておきたいと思います。それは…

(1)「サイエンス」の置かれている現状について
(2)若い世代へのメッセージ


(1)「サイエンス」の置かれている現状について

サイエンスが、成果を求められすぎている?とも思えるような
お話をされました。
大隅教授は、

「人がやらないことをやろうという思いから、研究を始めました」と。

何かの役に立つから、と確信して始めた研究ではなく、
結果として、こうした基礎研究が、さまざまな症状に応用可能であったということ。
「サイエンスは、どこに向かっているのかがわからないところが楽しいのです。
『これをやったらよい成果につながります』と言うのは、サイエンスにとっては
とても難しいことです。

すべての人が成功するわけではありませんが、

チャレンジすることが科学の精神であり、
その基礎科学を見守ってくれる社会になってくれることを期待したいです」

 

基礎研究などで重要な役割を果たす大学が、
成果主義や経済性重視に陥っている…ということを、
危惧されているということなのでしょうか?

 

私たちも、考えなくてはならないかもしれませんね!


 

(2)若い世代へのメッセージ

 

若い世代へのメッセージを求められた大隅教授は…

このようにお話されました。

「今、なかなか子どもたちが自分の興味を表現することが

 難しい時代になっている」と述べたうえで、

『あれっ』と思うことがたくさん世の中にあるので、

子どもたちには、そうしたことへの気付きを大切にしてほしいです。

分かっている気分になっているが、何も分かっていないことが、

生命現象にはたくさんあります。

 

子どもたちには『なんとかなるさ』というくらいの気持ちで、

 チャレンジしてくれる人が増えることを強く望んでいます。

 

それと同時に、そうした子どもたちを支える社会であってほしいです」

 


kaba-

 

みなさんは、どのように感じられましたか?

大隅教授の言葉の中に、
子どもたちに科学に親しむ心を育む大きなヒントがあるように思います。

そんな機会を子どもたちに提供していきたい・・・と思います♪

 

こちらで、インタビューの全容が紹介されています。
NHKニュースWEBオンライン
ノーベル医学・生理学賞 大隅良典さん